芯までは火を通さず、表面だけを高温で。仕上げに信州本山葵をひと刷毛。淡白さの中に走る、青い香り。
MENU & OMAKASEお品書き・お任せ
鳥燈はお任せのみ。一羽から取れる十二本の部位、夜の構成となる三つの献立、そして炭火に寄り添う三つの杯。その夜の仕入れに合わせて、焼師が一本ずつ仕立てます。
一羽から、十二本の宇宙。
焼鳥の本懐は、ひとつの命を端から端まで使い切ることにあります。鳥燈の定番十二本を、串の順番でご案内します。火入れは部位ごとに、温度・距離・時間が異なります。
水分を逃さぬよう、低い火加減で長く。中心はほのかにロゼ色。地鶏本来の甘みがあらわれる、最も難しい一本。
よく動いた赤身の弾力と、ほどよく落ちる脂。表面はかりっと、噛めば肉汁。鳥燈の代表的な一本です。
下仁田・千住・九条、季節で葱を替えて。鶏の脂を吸って甘く焦げた葱と、もも肉の対話を、伝統のかたちで。
一日かけて水分を抜き、二度焼き。耳のうしろまで届く、銀座一の音と聞きます。当店では返しタレで仕上げます。
一羽からわずか一本しか取れぬ尾の付け根。脂が宝石のように溶け、噛むほどに広がる旨み。柚子胡椒を少し。
弾力と、ほのかな鉄分の香り。表面に細かい包丁目を入れ、断面の食感を立てます。塩のみで、潔く。
表面に網目状の焦げ、内側はとろり半生。返しに浸し、最後にひと刷毛、岩塩。低温調理に頼らず、火加減で仕立てます。
一羽からわずか数十グラム。よく動いた首の肉は、噛むほどに弾み、最後に強い旨み。中辛の山椒を控えめに。
荒く叩いたもも肉と軟骨で、肉の食感を残して。三代続く秘伝の返しを纏わせ、烏骨鶏の濃い卵黄を絡めて召し上がれ。
胸骨先端のごく小さな部位。コリッとした最初の食感のあと、薄く纏う肉が後を引く。塩と黒胡椒、それだけで。
輸卵管に成りかけの黄身を残した、一羽から数本しか取れぬ稀少串。黄身を割らぬよう細心の火加減で。鳥燈の屋号の元です。
夜の構成、三つの献立。
鳥燈ではお任せのみ、その夜の仕入れと、お席の進み具合に合わせて、本数を調整いたします。下記は基準となる三つの構成です。乾杯のひと品から、〆のご飯まで。
宵
- 01先付 季節の小鉢
- 02お造り 二種
- 03焼鳥 ささみ 山葵
- 04焼鳥 もも 塩
- 05焼鳥 皮 ぱりぱり
- 06焼鳥 ねぎま
- 07焼鳥 つくね 卵黄
- 08〆 親子丼 小
- 09水菓子
はじめての方に。鳥燈の骨組みを、九品で。お時間は約 90 分。
月
- 01先付 季節の小鉢
- 02お造り 三種 / 鶏わさ
- 03焼鳥 ささみ 山葵
- 04焼鳥 むね
- 05焼鳥 もも 塩
- 06焼鳥 ねぎま
- 07焼鳥 ハツ
- 08焼鳥 レバー
- 09焼鳥 ぼんじり 柚子胡椒
- 10焼鳥 つくね 卵黄
- 11〆 鶏白湯ラーメン
- 12水菓子
鳥燈のすべての軸が並ぶ、最も人気の献立。お任せ十二品。
暁
- 01突き出し 三種
- 02鶏のお造り 四種盛
- 03茶碗蒸し 鶏の餡
- 04焼鳥 ささみ 山葵
- 05焼鳥 むね
- 06焼鳥 もも 塩
- 07焼鳥 皮 ぱりぱり
- 08焼鳥 ねぎま
- 09焼鳥 ぼんじり
- 10焼鳥 せせり 山椒
- 11焼鳥 レバー
- 12焼鳥 やげん軟骨
- 13焼鳥 つくね 卵黄
- 14焼鳥 ちょうちん(仕入れ次第)
- 15〆 親子丼 / 香の物
- 16水菓子 / 焙じ茶
その日の地鶏一羽を、ほぼ余さず。焼師との対話を、二時間半。
炭火に寄り添う、三つの杯。
焼鳥は油と煙の料理です。だから酒は、清く冷たく、あるいは澄み切ったものを。鳥燈では生ビール、純米吟醸、シャンパーニュの三軸を中心に揃えています。
FROSTED PILSNER
マイナス二度に冷やしたジョッキへ、注ぐたびに微細な氷の結晶が立つ生ビール。皮の脂と、ぼんじりの強い旨みに、すっと冷たい泡が橋を渡します。鳥燈最初の一杯は、これ以外あり得ません。
- サッポロ 黒ラベル 樽生¥1,200
- ヱビス プレミアム 樽生¥1,400
- クラフト ピルスナー(日替)¥1,600
JUNMAI GINJŌ × KIRIKO
炭火の香りには、ふくよかな米の甘みが寄り添います。新潟・山形・福島の純米吟醸を中心に、常時十二銘柄。江戸切子のお猪口にて、温度二段階でお選びいただけます。
- 新政 No.6 X-type¥1,800 / 90ml
- 而今 純米吟醸 山田錦¥1,600 / 90ml
- 十四代 中取り 純米吟醸¥2,400 / 90ml
- 飛露喜 特別純米¥1,400 / 90ml
BACKLIT FLUTE
レコルタン・マニピュランを中心に、辛口で骨格のあるものを揃えています。皮や軟骨の脂、燻香に対し、酸が一閃。記念の夜に、最初の一杯としてもおすすめです。
- Egly-Ouriet Brut Tradition¥3,200 / グラス
- Pierre Péters Cuvée de Réserve¥2,800 / グラス
- Selosse Initial(ボトル)¥58,000