白トリュフを削った手打ちタヤリン
hero-01 · 2400×1500 手打ちタヤリン × 白トリュフ、暗い背景に斜俯瞰。皿が画面端で切れる大胆クロップ。

RESTAURANT — SINCE 2018 Cielo

南青山の路地、灯のひとつ。
イタリアの土と海、そして東京の四季を
ひと皿の余韻に編み直す、十四席のリストランテ。

Michelin Guide Tokyo
★★★ 2024 · 2025 · 2026
Scroll
— Story / 序

ひと皿の向こうに、
イタリアの記憶を。

2018年、南青山。ある夏の夕暮れにロレンツォ・マルケッティが灯した小さな店は、いま「リストランテ・チエロ(空)」と呼ばれている。客席はわずか十四席。カウンター、サラ、そして個室「スタンツァ・プリヴァータ」。料理は、その日の空模様と市場の声で書き換えられる単一のデグスタツィオーネ・コース。

北イタリア・ピエモンテに生まれ、ボローニャ、トスカーナ、シチリアの四地方を経て、シェフは2014年に来日した。日本の四季の繊細さと、自身が育ったランゲ丘陵の重く深い大地の味——その二つの記憶を、彼は一皿の上で再会させようと試み続けている。手打ちのタヤリンに削る白トリュフ。利尻島の塩で締めた魚に、アマルフィのレモンを落とす。地中海と日本海は、ここで静かに溶け合う。

私たちは料理を「ショー」ではなく「会話」だと考えている。皿が運ばれた瞬間に語り尽くされる声よりも、ひと口目から最後のドルチェまで、ゆっくりと立ち上がってくる素材そのものの声を信じている。だから当店ではメニュー表を最初にお渡ししない。今宵運ばれてくる十二の皿を、まずは目と鼻と舌で読んでいただきたい。

— Lorenzo Marchetti, Chef & Owner

— Philosophy / 哲学

四つの言葉で語る、
私たちの台所

Matter(素材)・Fire(火)・Time(時間)・Hand(手)。私たちの厨房は、この四語を毎朝書き直すための場所です。流行や技法ではなく、この四つの語の関係性こそが、チエロの料理を成しています。

philosophy-01朝採れバジル、土付きビーツ、在来種トマトの俯瞰
— 01 / Matter
Matter
— 素材という言語
皮の硬い在来種トマト、土の付いたままのビーツ、朝五時に届く長野の山菜。料理は素材の翻訳であり、私たちはその訛りまで残したい。
philosophy-02薪窯の炎クローズアップ、光源は炎のみ
— 02 / Fire
Fire
— 火の所作
薪、炭、ガス、湯。火の種類は、料理人にとって四種の絵筆である。厨房の中央に据えた薪窯は、毎朝四時に着火し、夜半まで眠らない。
philosophy-03熟成中のパルミジャーノの蔵、低い視点
— 03 / Time
Time
— 時間の旨み
三年熟成のパルミジャーノ、十八ヶ月のクラテッロ、地下二階のセラーに眠る千七百本のワイン。時間という素材なしに、私たちは語る術を持たない。
philosophy-04シェフの手元、パスタ生地を成形する瞬間の接写
— 04 / Hand
Hand
— 手という署名
機械で作れない皿だけを残した。生パスタも、ジェラートも、ピッツェッタも、すべて十名の料理人の指が記憶している。手の癖こそが、リストランテの輪郭である。
chef-portrait · 1500×2000黒いリネンのエプロン、厨房の窓辺、視線は外
Lorenzo Marchetti Chef & Owner
— The Chef / シェフ

ピエモンテの丘から、
東京の食卓へ。

ロレンツォ・マルケッティは、ピエモンテ州アルバ近郊の小さな村に生まれた。祖母の台所は、年に一度の白トリュフの季節になると、村中のひとが集まる場所だった。料理人としての彼の原風景は、五歳のとき、その黄褐色の塊に最初に鼻先を当てた瞬間にある——と本人は語る。

十六歳でリミニのオステリアに修行に出て、二十一歳でモデナの三つ星「オステリア・フランチェスカーナ」へ。その後、シチリア・ノートの海辺の店で副料理長を六年務めた。地中海と山岳のあいだを行き来した経験は、彼の料理に独特の二重性をもたらした——海の素材を山の温度で、山の素材を海の鋭さで仕上げる。

2014年、当時の妻となる現支配人・真理子の故郷である東京へ移住。神宮前で四年間のシェフズテーブルを経て、2018年、南青山の現店舗を開いた。開業から二年で『ガンベロ・ロッソ』海外ベスト10入り、四年でミシュラン三つ星。料理を「土地と土地のあいだの会話」と定義し続けている。

1981
Alba · Piedmont

ピエモンテ州アルバ近郊の農家に生まれる。祖母 Adele の台所が原点。

2002
Modena

マッシモ・ボットゥーラのオステリア・フランチェスカーナにて研鑽。

2008
Noto · Sicily

シチリア・ノートの海辺の店で副料理長。地中海の素材を学ぶ。

2018
Aoyama · Tokyo

南青山にRistorante CIELOを開業。2022年初の星、2024年三つ星。

chef-hands · 2000×1200手の甲・火傷の跡、ナイフでハーブを刻む瞬間、ややブレ、モノクロ寄り

“料理人の仕事は、素材に何かを足すことではなく、
素材から何かを引いて、その輪郭を見せること。” — Lorenzo Marchetti / Interview, 2025

— Signature Dishes / 代表料理

季節ごとに書き換えられる、十二の物語

当店のデグスタツィオーネ・コースは、月替わりで十二皿前後を編みます。以下は、ここ数年のあいだに何度か食卓に登場し、お客様の記憶に残った代表的な皿の一部です。同じ皿は、二度と同じ形では運ばれません。

dish-01鰤クルード、ベルガモットジュレ、エディブルフラワー1輪、黒石板
01.
クルード・ディ・リッチョーラ、
ベルガモット・エ・サーレ・ディ・トラパニ
壱岐の鰤、ベルガモットのジュレ、トラパニの海塩。地中海と日本海の境界線で結ばれるひと皿。
StarterSea2026 — Spring
dish-02黒い皿に黒いリゾット、中央に橙の生雲丹
02.
リゾット・アル・ネロ、
リッチ・ディ・マーレ
イカ墨のリゾット、利尻産バフン雲丹。墨と海水の濃度を、米の輪郭で受け止める。
PastaSeaSignature
dish-03黄金色のトルテッリ4つ、焦がしバター、セージ、削ったパルミジャーノ
03.
トルテッリ・ディ・ズッカ、
ブッロ・ノッチョーラ・エ・サルヴィア
バターナッツとアマレットのトルテッリ、焦がしバターとセージ。マントヴァの晩秋の記憶を、晩夏の東京に。
PastaLandAutumn
dish-04ハーブクラストの仔羊、ピンクの断面、ジュ
04.
アニェッロ・イン・クロスタ・
ディ・エルベ・アロマティケ
山形・米沢の仔羊、ハーブのクラスト、自家製ジュ。トスカーナの丘の風が、東北の若い肉に着地する。
MainLandWinter
dish-05鳩のロゼ、ブラックベリーソース、コーヒー粉のニュアンス
05.
ピッチョーネ、モーレ・
エ・カッフェ・ディ・トリエステ
フランス・アンジュ産の鳩、ブラックベリー、トリエステの焙煎コーヒー。苦味と酸味の二重奏。
MainLandAutumn
dish-06再構築のティラミス、クネル状マスカルポーネ、エスプレッソのジュレ
06.
ティラミス 2026、
リコストゥルツィオーネ
クネル状のマスカルポーネ、エスプレッソのジュレ、ココアの霜。八年間更新されているCIELO版ティラミス。
DessertSignature2026
← 横にスワイプ / Swipe 06 / 12 dishes
— Sourcing / 産地

地中海と日本列島から、
選び抜いた食材

厨房で扱う食材の四割は、シェフが二十年以上付き合っているイタリアの生産者から直接届きます。残りの六割は、毎週水曜と金曜の朝、シェフ自らが豊洲・大田・葉山・三浦の各市場、そして契約農家を回って選んでいます。

ingredient-01葉付きアマルフィレモン3個、素焼き皿、長い影
Amalfi Coast · Italy
Amalfi Lemon
ingredient-02白トリュフ1個、黒ビロード、スポット光
Alba · Piedmont
Alba White Truffle
ingredient-03氷上の鰯、鱗の銀色、濡れた石背景
壱岐 · 長崎
Iki Sardines
ingredient-04瓶から垂れるオリーブオイル、黄金色
Chianti · Tuscany
Extra-Virgin Olive Oil
ingredient-05麦の穂を握る手、逆光気味
北海道 · 江別
Hokkaidō Wheat
sala-cellarアーチ天井のセラー、壁一面のボトル、中央に小さなテイスティングテーブル
— Cellar / 酒蔵

地下二階に眠る、
イタリア二十州の声

ソムリエ・斎藤健一(JSA認定マスター・ソムリエ)が八年かけて編んだセラーには、現在 1,700 銘柄、4,200 本。半数はピエモンテとトスカーナの古典銘柄ですが、近年はシチリア、フリウリ、カンパーニアの自然派生産者の若い造り手も積極的に揃えています。

ペアリングは、コースに対して七杯の流れを基本とし、最後の一杯にはマルサラまたはパッシートを合わせます。お料理にあわせてグラス単位での組み立ても可能です。ヴィンテージワインのリストは、サラ担当または個室担当のソムリエまでお気軽にお声掛けください。

1,700
Labels / 銘柄
4,200
Bottles / 本数
20
Regions / 二十州
— Rooms / 空間

十四席、四つの居場所

漆喰の白い壁、無垢のオーク材、十六世紀のヴェネツィアン・ガラスのシャンデリア、そして手織りのリネン。改修は建築家・中村拓志氏とローマの内装家 Studio Pierattelli の共同設計によるものです。

sala-01メインダイニング全景、夕方のキャンドル光、客は写さない
— Main Room
The Dining Room
中央の本席。8名分のテーブル4卓。15世紀のヴェネツィアン・ガラスのシャンデリア。漆喰の壁に古いフレスコの断片を一枚だけ。
sala-04大理石カウンター、奥にオープンキッチン、火が見える
— Counter · 6 seats
The Counter
sala-021卓のテーブルセッティング詳細、真俯瞰
— Table Setting
The Table
sala-036名用個室、古い木の梁、革張りの椅子、絵画1枚、単灯
— Private Room · 4 — 6 seats
The Private Room
最大6名様までの完全個室。ご会食・接待・記念日に。専属サービス1名、要事前ご予約。
sala-cellarワインセラー、アーチ天井、中央のテイスティングテーブル
— Cellar · 2 — 4 seats
Sommelier's Table
地下のセラー中央に設えた特別席。年間16夜限定の「Night in the Cellar」、ペアリングコースのみ。
— Awards / 受賞歴

八年間の小さな足跡

★ ★ ★
2026
Three Michelin Stars
三つ星 — 三年連続維持
Michelin Guide Tokyo
— No. 1 —
2025
日本イタリア料理 No. 1
"Best Italian in Japan"
Gambero Rosso · Top Italian Restaurants
— 38 —
2025
The World's 50 Best
Restaurants — 38位
50 Best Restaurants
★ ★ ★
2024
ミシュラン三つ星 — 初獲得
Michelin Guide Tokyo
— Award —
2023
Chef of the Year
シェフ・オブ・ザ・イヤー
Tokyo Restaurant Awards
— Three Forks —
2022 — 2026
三つのフォーク評価
(5年連続)
Gambero Rosso

— Press / 掲載

"東京で食べる『イタリア料理』ではなく、東京から発信されているまったく新しいイタリアの一節である。マルケッティは、地中海と日本海のあいだに、ひとつの細い橋を架けた。"

— Corriere della Sera / 2025.03

"皿の上で語られているのは、もはや国境ではない。素材それぞれの、ひとつひとつの個体の話だ。"

— Le Figaro Gourmet / 2025.06

"近年、東京で食事をする最大の理由のひとつ。十四席の小さなリストランテで、世界の料理史が静かに更新されつつある。"

— The New York Times — T Magazine / 2024.11

"白トリュフのタヤリンを口に運んだ瞬間、私は二十年前のアルバの夜霧を思い出した。料理人の仕事の、最も静かで、最も困難な達成。"

— 山本益博 / 朝日新聞 GLOBE / 2024.12
— ご予約

十四席を、
ゆっくりと分かち合う

ご予約は食べログにて承っております。空席状況、キャンセル待ち、コース内容の最新情報も予約ページよりご確認ください。

直接のお問い合わせ
+81 (0)3 0000 0000
10:00 — 22:00 / 月曜定休
Online Reservation

食べログで予約する

ご希望の日付・時間・人数を食べログの予約ページで選択してください。アレルギーや記念日のご相談は、予約時の備考欄にご記入いただけます。

食べログで予約する

お電話でのお問い合わせ → +81 (0)3 0000 0000
営業時間中はお電話でも空席状況をご案内いたします。

— Access / アクセス

南青山、骨董通りの
奥の灯り

住所 / Address
東京都港区南青山 5-XX-XX
CIELO Bldg. B1F
5-XX-XX Minami-Aoyama, Minato-ku, Tokyo
最寄駅 / Station
表参道駅 B1 出口より徒歩 6 分
外苑前駅 4a 出口より徒歩 9 分
営業時間 / Hours
火 — 日 / 17:30 — 23:00
(L.O. 21:00 / Last entry 19:30)
月曜定休 · Closed Mondays
お電話・お問い合わせ
+81 (0)3 0000 0000
reserve@ristorante-cielo.jp
ドレスコード / Dress Code
スマートエレガント。ジャケット推奨(タイは不要)。短パン・サンダル・タンクトップでのご来店はご遠慮ください。